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第3回 家庭の防災対策を考えよう

記事ID:0010898 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

 災害を防ぐためには、一人一人が災害に対する心構えを持つことが必要です。『災害は、「まさか」ではなく、「いつか」は起きるもの』という意識を持って、日頃から災害に対する備えや行動について、家庭間で話し合っておきましょう。

家の中の安全対策

 阪神淡路大震災や新潟中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしたりしました。大地震が発生したときには、「家具は必ず倒れるもの」と考えて、安全対策をしておく必要があります。

 

(1)寝室や子ども部屋などにはできるだけ家具を置かない

 家具を置く場合は、なるべく背の低い家具にし、転倒防止対策をとりましょう。

(2)家具の向きや配置を工夫する

 家具が倒れてけがをしたり、出入り口をふさいだりしないように工夫しましょう。

(3)家具等の転倒・落下防止対策をとる

 家具のほかにも、照明、テレビ、冷蔵庫など危険なものがたくさんあります。それぞれの部屋で必要な対策をとりましょう。

(4)懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを準備しておく

 停電時に使用する懐中電灯や割れたガラスでのけがを防止するスリッパ、救助を求めるためのホイッスルなどは、手の届くところに備えましょう。

非常持出品を準備する

 災害発生時に最初に持ち出すものです。リュックサックなど両手が使える袋に入れて、避難時に持ち出しやすい場所に置いておきましょう。

【非常持出品の例】

(1)貴重品類

 現金、預金通帳、印鑑、健康保険証・免許証等(コピー)

(2)避難用具

 懐中電灯、携帯ラジオ、予備の乾電池、ヘルメット・防災ずきん

(3)生活用品   

 厚手の手袋、毛布、缶切り、ライター・マッチ、ナイフ、携帯用トイレ

(4)救急用具

 救急箱、お薬手帳、持病の薬等、生理用品

(5)非常食品

 乾パン、缶詰、栄養補助食品、あめ・チョコレート、飲料水

(6)衣料品

 下着・靴下、長袖・長ズボン、防寒用ジャケット・雨具

(7)その他

 携帯用カイロ、ほ乳瓶・粉ミルク、おむつ、介護用品

備蓄品を準備する

 救助が届くまでの数日間を生活できるように準備しておくものです。大規模な災害が発生した場合、水道などのライフライン施設が使用できないなど防災関係機関の救護活動に時間を要することもあります。3日分以上の食料や飲料水を用意しておきましょう。

 

【備蓄品の例】

(1)食料品

 レトルト食品(ごはん・おかゆ)、インスタントラーメン、カップみそ汁、飲料水(1人3リットルが目安)

(2)生活用品

 給水用ポリタンク、カセットコンロ・ガスボンベ、歯ブラシ、ビニール袋、ティッシュペーパー、紙皿・紙コップ・割りばし、簡易トイレ

(3)工具

 ロープ、はさみ、のこぎり、スコップ

(4)その他

 簡易トイレ、毛布・寝袋、ラップ、使い捨てカイロ、マスク、長靴

 

※こんな用意もしておきましょう。

●乳幼児のいる家庭

 ミルク、ほ乳瓶、離乳食、スプーン、おむつ、洗浄器、おんぶひも、バスタオル

●妊婦のいる家庭

 脱脂綿、ガーゼ、さらし、T字帯、洗浄機及び新生児用品、ティッシュ、母子健康手帳

●要介護者のいる家庭

 着替え、おむつ、ティッシュ、障害者手帳、補助具予備、常備薬、予備眼鏡、緊急連絡先

★いつ買った?を防ぐローリングストック法

 「ローリングストック法」とは、普段の食料品の買い置きを少しだけ増やし、定期的に食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返すことで、常に一定量をストックしておく方法です。

 

 特別な保存食を用意しなくても、普段の生活の中で無駄なく備蓄ができます。古いものから順に使い、賞味期限切れを防ぐこともできます。

ローリングストックをする食品の基準

●常温保存できるもの ●そのまま食べられるもの ●賞味期限が長いもの