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第4回 注意報・警報・特別警報の違いを知ろう!

記事ID:0011032 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

 台風や大雨のときに、気象庁から「注意報」や「警報」が発表されます。また、近年では「特別警報」の発表を聞く機会も増えています。しかし、これらの具体的な違いを御存じでしょうか?

 台風による大雨や集中豪雨による災害は毎年のように発生しており、災害弱者と呼ばれるお年寄り、障がいのある方、子ども、妊婦の方などは早めの避難が求められ、判断が遅れると命が危険な状況になる場合もあります。適切な避難判断ができるように、災害時は情報にアンテナを張ることがとても重要です。

 そのためには、注意報や警報の意味、違いをしっかりと理解し、いざというときに命を守る行動ができるようにしておきましょう。

 

注意を呼び掛ける「注意報」  

 ★注意報の種類

大雨、洪水、強風、風雪、大雪、波浪、高潮、雷、融雪、濃霧、乾燥、なだれ、低温、霜、着氷、着雪(全16種類)

 ★注意報はいつ発表される?

 「注意報」は、災害が発生するおそれがある場合に、注意を呼び掛けるために発表される予報のことで、警戒レベル2に該当します。

 中でもよく耳にする大雨注意報は、大雨によって土砂災害・浸水害などが発生する可能性があると予想された場合に発表されるものです。

 大雨注意報が発表された場合は、避難場所や避難経路の確認を行いましょう。

 

警戒を呼び掛ける「警報」  

 ★警報の種類

 大雨(土砂災害・浸水害)、洪水、暴風、暴風雪、大雪、波浪、高潮(全7種類)

 ★警報はいつ発表される?

 「警報」は、注意報より危険性がさらに高まり、重大な災害が発生する可能性のある場合に、警戒を呼び掛けるために発表されるもので、警戒レベル3~4に相当し、町が高齢者等避難や避難指示を発令する目安となります。

 中でも大雨警報は、大雨による重大な土砂災害・浸水害が発生する可能性があると予想された場合に、「大雨警報(土砂災害)」「大雨警報(浸水害)」のように発表されます。また、雨が止んでも土砂災害などの危険性が残っている場合は、引き続き大雨警報の発表が継続されます。  

 大雨警報が発表された場合は、町からの避難発令に注意するとともに、避難に時間がかかる高齢者等は危険な場所から避難する判断をしましょう。

最大級の警戒を呼び掛ける「特別警報」  

 ★特別警報の種類​

 大雨(土砂災害・浸水害)、暴風、暴風雪、大雪、波浪、高潮(全6種類)

  ※地震、津波、噴火に関しては、それぞれ「緊急地震速報(警報)」「大津波警報」「噴火警報」という名称で発表し、「特別警報」として位置づけられています。

 

 ★特別警報はいつ発表される? 

 「特別警報」は、警報の発表基準をはるかに超える大雨などが予想され、重大な災害発生のおそれが著しく高まっていて、最大級の警戒を呼び掛ける場合に発表される情報で、警戒レベル5に該当します。

 特別警報が発表された段階で、既に災害が発生している可能性も高いため、命を守るための最善の行動を取らなければなりません。

 中でも大雨特別警報が発表された場合、今いる場所から避難所に行くことも危険な場合があります。命の危険が迫っていると認識して、建物の2階へ避難するなど直ちに身を守る行動をすることが大切です。

気象警報・注意報の発表基準(気象庁HPから抜粋)

 発表基準は、災害発生に密接に結びついた指標(風速、潮位や雨量指数など)を用いて設定しています。

 警報・注意報の基準は、市町村ごとに過去の災害を網羅的に調査した上で、重大な災害の発生するおそれのある値を警報の基準に、災害の発生するおそれのある値を注意報の基準に設定しています。

 特別警報の基準は、数十年に一度という極めて稀で異常な現象を対象として設定しています。

 

5段階の警戒レベルと防災気象情報

5段階の警戒レベルの表