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子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種について
子宮頸がん予防ワクチン接種を受けましょう
子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、若い世代が発症する女性のがんの中で多くの割合を占めています。日本では毎年、約1.1万人の女性が発症し、約2,900人が亡くなっています。子宮頸がんのほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と考えられており、主に性的接触により感染し、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。感染してもほとんどの人はウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐことで、子宮頸がんが予防できると期待されています。
子宮頸がんや使用ワクチンについて詳しくは、下記ウェブサイトをご覧ください。
宮崎県「子宮頸がんとHPVワクチンについて」<外部リンク>
厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」<外部リンク>
ワクチン接種について
HPVワクチンの接種については、接種後にワクチンとの因果関係を否定できない症状等が報告されているとして、平成25年6月から、積極的勧奨(=市町村が接種対象者や保護者に対して接種を勧めること)が差し控えられていました。
その後、国の検討部会や調査会において、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められることから、他の定期接種と同様に、積極的勧奨を令和4年から再開しています。
また、HPVワクチンの接種が差し控えられていた期間に、ワクチン接種の機会を逃した方へ、HPVワクチン接種の機会をご提供しています(キャッチアップ接種)。
定期接種 | キャッチアップ接種(令和7年3月31日まで) | |
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対象者 | 小学校6年から高校1年の間にある女子 | 平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性 ※平成18年度生まれの女性は令和5-6年度、 平成19年度生まれの女性は令和6年度のみ対象 |
使用ワクチン |
2価ワクチン(サーバリックスⓇ) |
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接種回数 | 2~3回 ワクチンの種類や、接種を開始した年齢によって、 接種のタイミング・回数が異なります。 |
3回 3回接種のうち、未接種分の接種が受けられます。 |
接種費用 | 無料 公費で接種を受けられます。 (助成金額) 2価、4価ワクチン:1回の接種につき16,588円の助成 9価ワクチン:1回の接種につき27,389円の助成 ※助成金額を超えた金額については、自己負担となります。御了承ください。 |