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後期高齢者医療制度について
市町村と広域連合の役割
後期高齢者医療制度は、都道府県単位で設置されている後期高齢者医療広域連合(以下「広域連合」という。)が運営主体(保険者)となります。市町村は窓口業務を行います。
【市町村】申請などの届出窓口になります。
(1)保険料を集める (2)申請や届出の受付 (3)資格確認書または資格情報のお知らせの引渡しその他
【広域連合】制度の運営を行います。
(1)保険料の決定 (2)医療を受けたときの給付 (3) 資格確認書または資格情報のお知らせの発行その他
後期高齢者医療制度の概要や詳しい制度の説明は、 宮崎県後期高齢者医療広域連合ホームページ<外部リンク> をご覧ください。
後期高齢者医療制度の対象となる方
- 75歳以上の方
- 寝たきりなど一定の障がいがある65歳から74歳の方
(申請して広域連合から認定を受けることが必要です。)
マイナ保険証または資格確認書(※マイナ保険証の利用登録は任意です。)
医療保険各法の改正により、令和6年12月2日以降、被保険証の新規発行を廃止し、マイナンバーカードと健康保険証の一体化(マイナ保険証)となりました。マイナ保険証または資格確認書(マイナ保険証未保有の方に交付)は自身が加入する健康保険の被保険者であることを証明する証明書であると同時に、病院等にかかるときの受診券です。
【資格確認書の有効期限】 毎年7月31日までの有効期限となります。(毎年、有効期限前までに住所に郵送します。)
【マイナ保険証の有効期限】 マイナンバーカードの電子証明書の有効期限切れ3カ月間を過ぎる前日まで。(電子証明書の有効期限更新案内が届いたら必ず更新を行ってください。)
資格確認書または資格情報のお知らせを紛失したとき
紛失した場合には、役場窓口にて再交付の申請をしてください。マイナ保険証を保有していない方には資格確認書を発行します。保有している方には、資格情報のお知らせを発行します。
申請に必要なもの…マイナンバーカード、免許証等の本人確認ができるもの
マイナ保険証を利用をするためには
マイナンバーカードを保有している方が被保険者証として利用する手続きは次の場所で行えます。
・川南町役場町民健康課国保年金係
・マイナポータル
・セブン銀行ATM
・医療機関・薬局の受付
詳しくは、「マイナンバー総合フリーダイヤル」電話0120-95-0178(平日 午前9時30分から午後8時、土日祝 午前9時30分から午後5時30分)または川南町役場町民健康課国保年金係(電話0983-27-8006)へお問い合わせください。
減額・限度額認定証について
医療機関等でマイナ保険証を使用したときは、減額・限度額区分の情報が確認されますので、国保年金係窓口発行の証明書は不要です。資格確認書の方で新たに減額・限度額区分の記載を希望する方には、資格確認書に限度額区分を併記したものを交付します。ご希望の方は町民健康課国保年金係で申請をしてください。
マイナンバーカードの健康保険証利用登録解除について
マイナンバーカードの保険証利用登録解除を希望される方は、町民健康課国保年金係で申請をしてください。なお、利用登録解除の申請後、解除されるまでに約2か月かかります。解除申請日に資格確認書を交付します。
所得区分
所得による区分の判定
後期高齢者医療制度では、本人と世帯員の所得に応じた区分によって医療機関の窓口で支払う自己負担割合や月々の医療費の限度額が決まります。
それぞれの区分は次のとおりです。
現役並み所得者3(自己負担割合 3割)
住民税課税所得が690万円以上の被保険者やその方と同じ世帯の被保険者
現役並み所得者2(自己負担割合 3割)
住民税課税所得が380万円以上の被保険者やその方と同じ世帯の被保険者
現役並み所得者1(自己負担割合 3割)
住民税課税所得が145万円以上の被保険者やその方と同じ世帯の被保険者
ただし、年収が次の基準額に満たない方は、申請し、広域連合が認めることで区分が「一般」となります。
- 同一世帯に被保険者が一人で、収入が383万円未満
- 同一世帯に被保険者が複数で、収入の合計額が520万円未満
- 同一世帯に被保険者が一人で、収入が383万円以上でも、70歳から74歳の方がいる場合には、その方の収入を合わせて520万円未満
一般2(自己負担割合 2割)(令和4年10月1日から)
住民税課税所得が28万円以上の被保険者やその方と同じ世帯の被保険者
- 同一世帯に被保険者が一人で、「年金収入+その他の合計所得金額」が200万円以上
- 同一世帯に被保険者が複数で、被保険者全員の「年金収入+その他の合計所得金額」の合計額が320万円以上
一般1(自己負担割合 1割)
現役並み所得者3・2・1、一般2、低所得者2・1以外の方
低所得者2(自己負担割合 1割)
世帯の全員が住民税非課税の方で、低所得者1以外の方
低所得者1(自己負担割合 1割)
世帯の全員が住民税非課税で、その世帯の各収入から必要経費・控除(年金の控除額は80万円で計算。給与所得から10万円を控除)を差し引いた所得が0円となる方
医療費が高額になったとき、入院したとき
自己負担限度額
1か月の医療費の自己負担額が下の表の限度額を超えた場合、申請が認められると限度額を超えた分が高額療養費として支給されます。支給の対象になった場合には申請の案内を郵送いたします。
また、一度申請をすると、以降は対象になったときに登録の口座に自動的に振り込まれます。
現役並み所得者3
外来+入院(世帯単位)…252,600円+(医療費-842,000円)×1%
過去12か月以内に外来+入院の限度額を超えた支給が4回以上あったときの4回目以降…140,100円
現役並み所得者2
外来+入院(世帯単位)…167,400円+(医療費-558,000円)×1%
過去12か月以内に外来+入院の限度額を超えた支給が4回以上あったときの4回目以降…93,000円
現役並み所得者1
外来+入院(世帯単位)…80,100円+(医療費-267,000円)×1%
過去12か月以内に外来+入院の限度額を超えた支給が4回以上あったときの4回目以降…44,400円
一般2
外来(個人単位)…18,000円または6,000円+(医療費-3,000円)×10%の低い方を適用(年間上限144,000円)
外来+入院(世帯単位)…57,600円
一般1
外来(個人単位)…18,000円(年間上限144,000円)
外来+入院(世帯単位)…57,600円
過去12か月以内に外来+入院の限度額を超えた支給が4回以上あったときの4回目以降…44,400円
低所得者2
- 外来(個人単位)…8,000円
- 外来+入院(世帯単位)…24,600円
低所得者1
- 外来(個人単位)…8,000円
- 外来+入院(世帯単位)…15,000円
入院の際の食事代
入院した場合の食費は、所得区分に応じて自己負担します。
(一食当たりの負担額)
- 現役並み所得者3・2・1、一般2・1の方…510円(一部470円の場合があります。)
- 低所得者2(90日までの入院)…240円
- 低所得者2(過去12か月で90日を超える入院)…190円
- 低所得者1…110円
低所得者2の方で入院日数が90日を超えた場合には、入院の際の領収書等の入院日数が分かる書類を持って手続をしてください。
限度額適用・標準負担額減額認定証、限度額適用認定証の交付
入院をして食費や居住費の減額を受ける場合や、1か月の医療費が高額になる場合など、「限度額適用・標準負担額減額認定証」が必要になることがあります。これは、低所得者1・2の方が該当します。
現役並み所得1・2の方は「限度額適用認定証」が必要になることがあります。
新たに減額・限度額区分の記載を希望する方には、資格確認書に限度額区分を併記したものを交付します。なお、マイナ保険証を使用される方はこの認定証は不要です。認定証が必要な方は、町民健康課国保年金係で申請してください。
申請に必要なもの…資格確認書、マイナンバーカード(資格情報のお知らせ)
あとから費用が支給される場合
やむを得ない理由で後期高齢者医療保険の被保険者であることがわかるものを持たずに受診したときや、医師が必要と認めたコルセットなどの補装具を購入したときなどは、いったん全額自己負担となりますが、申請によって自己負担分を除いた額が後から支給されます。
窓口負担割合が「2割」(一般2)の方の配慮措置の終了について
令和4年10月から、医療機関窓口での自己負担割合が2割となる方は、令和4年10月1日から令和7年9月30日までの間は、窓口負担の引き上げに伴い、1か月の外来医療の負担増加額を3,000円までに抑え配慮措置が適用されていましたが、令和7年10月1日以降は適用されません。令和7年10月1日以降は、「2割(一般2)」の方の自己負担限度額は、18,000円となります。
【こちらも参照してください】
宮崎県後期高齢者医療広域連合ホームページ(https://www.miyazaki-kourei-kouiki.jp/)
その他の給付について
被保険者が亡くなられたとき
被保険者の方が亡くなったときに、葬儀を行った方に対して葬祭費が2万円支給されます。
申請に必要なもの…死亡した方の資格確認書または資格情報のお知らせ、請求者の印鑑、請求者の通帳など口座がわかるもの
はり、きゅう、マッサージ等施術助成事業
広域連合の交付する受療証を提示することで、指定された施術所で費用の助成を受けることができます。
- 利用回数…年24回(1日1回を限度とする。)
- 助成額…1,000円(一回の助成限度額)
- 交付された受療証と後期高齢者医療保険の被保険者であることがわかるものを施術担当者に提示してください。
- 申請に必要なもの…資格情報のお知らせまたは資格確認書
広域連合の指定した施術所でのみ使用できます。
指定された施術所かどうかは申請の際にお尋ねください。
特定疾病について
下に記載の厚生労働大臣が指定する特定疾病に該当する方については、一か月の自己負担限度額は10,000円になります。その際には、「特定疾病療養受領証」が必要になりますので申請してください。
厚生労働大臣が指定する特定疾病
- 先天性血液凝固因子障害の一部
- 人工透析が必要な慢性腎不全
- 血液凝固因子製剤の投与に原因するHIV感染症