本文
国指定天然記念物 川南湿原植物群落
開園期間
4月15日から11月末まで(※毎週月曜日及び8月13日から15日は閉園日です。)
国指定天然記念物 川南湿原植物群落の概要
川南湿原は、川南町のほぼ中央部の新橋地区に広がる湿原です。
国道10号線から程近く、標高50m前後、面積は約33,000平方メートルで新橋溜池から東に植物群落が広がります。
昭和49年に国指定天然記念物に指定されており、植物の種類は78科298分類で、そのうち湿性植物が約110種類、うち約50種類が希少植物です。
平成元年頃には新橋溜池の水面も見えなくなるほど富栄養化が進み、このままでは滅失の危険性が高かったため保護を目的に平成7年度から平成22年度にかけて整備を行いました。
現在、湿原環境の改善も進んでおり、様々な湿原植物の増殖及び復活が確認されています。
特に、絶滅とされていた国内唯一の自生「ヒュウガホシクサ」が約50年ぶりに復活しており、来園者の目を楽しませています。
その他、植物だけでなく「ニホンメダカ」などの生息も確認されています。
観察道が整備されてからは、来園する人が静かな環境の中で、散策を楽しんでいます。隣接する病院の患者もリハビリを兼ねて散策しています。
また、人だけでなく野鳥も多く飛来する憩いの場となっています。
川南湿原を代表する植物等
ヒュウガホシクサ
花期【9月から10月】
日本では、川南湿原でしか見ることができない。
ミズギボウシ
花期【9月から10月】
九州では、宮崎県(児湯地域)だけに見られる希少種
ミズギク
花期【6月から8月】
西日本では、川南湿原だけに見られる希少種
シロバナナガバノイシモチソウ
花期【6月から8月】
食虫植物。西日本では、川南湿原だけに分布
サギソウ
花期【8月から9月】
湿地性の多年草で全国的に分布
ヘビノボラズ
花期【4月】
西日本では、宮崎県(児湯地域)だけに見られる希少種
サクラバハンノキ
花期【花2月から3月、実4月】
九州では、宮崎県だけに見られる希少種
ハラヌメリ
花期【9月から10月】
日本では、宮崎県(児湯地域)だけに見られる。
エダウチシロホシクサ
花期【4月から10月】
川南湿原の固有種
観察道
約33,000平方メートルの面積の中に78科298分類の植物が生息し、シロバナナガバノイシモチソウ、ミズギクなどの貴重な植物がある。
名称 | 国指定天然記念物 川南湿原植物群落 |
---|---|
指定 | 昭和49年6月11日 天然記念物指定 |
面積 | 約33,000平方メートル |
標高 | 約50メートル |
植物の種類 | 約300種類(そのうち約110種が湿生植物) |
湧水量 | 毎秒約15リットル |
開園等について
開園時間
4月から9月まで | 9時00分から17時00分まで |
---|---|
10月から11月まで | 9時00分から16時00分まで |
開園日の詳細は、次のリンクをクリックしてください。
<注意>
- 開園時間は、管理上の都合で変更することがあります。
- 月曜日は、閉園します。
- 8月13日から15日は、お盆のため閉園します。
- ご来場の際は、開園状況をご確認の上、お越しください。
- 管理上、急きょ閉園する場合がありますので、ご了承ください。
禁止事項
- 他人に迷惑をおよぼす行為(園路をふさぐような撮影用三脚を置く等)は禁止です。
- 動物や植物の採取及び持込みは、禁止です。生き物を大切にしましょう(園内での採取は、犯罪行為です。)。
- 園内での飲酒・喫煙は、禁止です。
- 観察道以外は立入禁止区域になっています。絶対に立入らないでください。
- 張り紙・立看板を設置することは、禁止です。
注意事項
- マナーを守り、みんなできれいに利用し、観賞しましょう。
- ゴミ箱は設置していませんので、お持ち帰りください。
- ペット同伴の入園は、ご遠慮ください(ただし、介助犬は大丈夫です。)。
- 園内では、マムシ等の危険な野生生物に十分注意してください。
- 園内での事故等につきましては、当園では一切責任を負いません。
- 係員の指示に従わない場合は、入園をご遠慮いただきます。
お問い合わせ先
教育課 文化スポーツ係
Tel:0983-27-8020
地図