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家畜の飼養衛生管理
毎月20日は、県内一斉消毒の日です。
平成16年制定「家畜の飼養衛生管理基準」より抜粋
家畜の伝染病予防のポイント
病原体と家畜の間で感染が成り立つ(伝染病になる)には、
- 病原体が存在する感染源があること、
- 家畜までの感染経路があること、
- 病原体を受け入れる家畜(感受性家畜)がいること
の3つの条件が必要であり、このうちひとつでも無くせば、伝染病は予防できます。
感染源(病原体) |
|
感染経路 |
|
感受性家畜 | |
---|---|---|---|---|---|
対 |
・感染動物(分泌物、排泄物など) ・汚染家畜物 ・汚染環境(畜舎、器具など) |
・接触感染(同居家畜、空気、ほこり、飼料、飲水、人、器具、車両など) ・非接触感染(吸血昆虫など) |
・年齢 ・抵抗性 ・ストレス |
||
・検査、治療、とう汰 |
・検査、隔離 |
・的確な飼養管理 |
このことからも…消毒の徹底は家畜衛生の基本です
畜舎入口の石灰散布
踏込み消毒槽の設置
畜舎の消毒
消毒の日の具体的な取り組み
畜舎の消毒
出荷後、敷料を除去した空の畜舎などを、動力噴霧機により、洗浄消毒を行います。動噴が無い場合は、消毒薬をジョウロなどで散布しましょう。
消石灰散布
車両が入ってくる農場入口に、全体的に白くなるように散布します。
踏み込み消毒槽の点検
畜舎入り口の踏み込み消毒槽を点検し、消毒薬を確認しましょう。踏み込み消毒槽は必ず設置するようにし、消毒薬が汚れたらすぐに取り替えるようにします。
畜舎周辺の清掃
畜舎周囲の除草や草刈り等を含めた環境の整備に努めましょう。